南動物病院

愛媛県今治市の動物病院です。飼い主様のお役に立てるよう、スタッフ一同努力しています。


ホームデンタル


デンタルケアーについて

犬の歯磨きの画像
歯みがきはどの時期から始めれば良いですか?

乳歯列(乳歯が生え揃った)の時、したがって生後3~4ヵ月から始めるのが理想的と言われています。

犬は毎日歯みがきをしないと駄目ですか?

犬は食事をすると歯に食べかすが付きますが、それを放置すると24時間で歯垢に変化します。また、その歯垢は2~3日経過すると石灰化を起こし、歯石となります。 したがって、歯石の予防のためには毎日(難しい場合は1日おき)に歯みがきをしてあげる必要があります。

犬はどんな姿勢で磨くのが良いですか?

リラックスした状態でやりやすい方向から磨いて頂ければ良いのですが、大型犬では側方から、小型犬や猫では向かい合って行うと良いようです。

ガーゼで磨いただけでも綺麗になっていますが、歯ブラシを使って磨いた方が良いのでしょうか?

歯石が一度も付いた事が無い犬では歯冠部(歯肉から露出した歯の部分)をガーゼ等で磨くだけで歯石の予防になる事もあります。しかし、過去に歯周病を経験した犬では歯肉溝が深くなっていますので、必ず歯ブラシを使用して歯磨きをしてあげて下さい。

歯みがきペーストや歯ブラシは人間用でも構いませんか?

歯みがきペーストは必ず動物用を使用して下さい。犬はうがいをする事が 出来ませんので、人間用の歯みがきペーストを使用すると研磨剤で胃腸障害を起こしたり、キシリトールで中毒を起こしたりする恐れがありますので充分注意をして下さい。歯ブラシも同様に動物用の方がきちんと磨けますので、そちらの使用をお勧めします。

歯周病を起こしていても普通に生活が出来ていますが、このまま放置していると何か問題がありますか?

歯周病菌は血液によって色々な場所へ運ばれて、心臓や腎臓に障害を起こす事が知られていますので、歯科治療が必要な場合は治療した後に、再発予防のためにホームデンタルケアをしてあげて下さい。

犬は人のように虫歯になったりしないのですか?

犬にも齲歯(虫歯)はありますが、人と比べると遥かに少ないです。その理由は、下記の通りです。
口の中のPHが高く、アルカリ性である。(人の平均6.8に対し、犬は8.5~9.0)
唾液中にデンプンを糖に分解する消化酵素(アミラーゼ)を持たない。
人の食事が炭水化物中心に対し、犬の食餌は蛋白質中心。
歯の形状が違い、犬は臼状になっている部分が少ない。

ホームデンタルケアーの仕方

始める前の注意

できれば乳歯列の時期から始めてあげてください。
リラックスさせた状態で、できれば毎日行うのが理想です。
(嫌がったら、1つ前の段階に戻って、少しずつ馴らしてください。)
大型犬では横から、小型犬や猫では正面から行なってください。

犬の歯磨きの画像1
それでは始めてみよう  口をつかむ
  • 吻部を軽くつかんで口を閉じ、静かに口を閉じている事を教える。
犬の歯磨きの画像2
前歯部を調べる
  • その状態を数秒間維持する事ができれば、静かに口唇をめくりあげて前歯部を調べる。
犬の歯磨きの画像3
臼歯部を調べる
  • さらに口角を後ろ側に引いて臼歯部を調べる。
  • 吻部をつかんで口内を調べる時間を徐々に延長させる。
  • 嫌がったら、無理をせずに止める。
犬の歯磨きの画像4
前歯を擦る
  • 10秒くらい口の周りを触ったり、歯を見ても抵抗しなくなったら、指にガーゼを巻き、歯と歯肉を軽く擦る。
  • 唾液が口の中に溜まるので、時々休ませながら行う。
犬の歯磨きの画像5
臼歯を擦る
  • まず前歯部の外側面から始めて、慣れたら臼歯部の外側面を行う。
犬の歯磨きの画像6
歯ブラシ 前歯
  • 歯ブラシや洗浄剤などの使用を開始する。
  • 前歯部より始め、嫌がったら前の段階(指にガーゼを巻く)に戻り、できる範囲で行う。
犬の歯磨きの画像7
歯ブラシ 奥歯・内側
  • ブラッシングは歯と歯肉の境界に45°の角度で当て、円を描くように歯と歯肉をマッサージするように磨く。
  •  前歯部・臼歯部の外側面のブラッシングが無理なく行えるようになったら、口を少し開けて、内側の面もブラッシングする。
犬の歯磨きの画像8

(参考文献:日本小動物歯科研究会編 獣医歯科学)

PAGE TOP